名古屋港水族館のシャチ情報を完全網羅☆ショーやぬいぐるみの情報も
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水族館にイルカはいても、シャチとなるとなかなかいませんよね。愛知県名古屋市にある名古屋港水族館は、そんなシャチが見られる貴重な水族館です。
そこで今回は水族館でぜひシャチを見てみたい方のために、名古屋港水族館にいるシャチについて、現在何頭いるのか、名前や大きさ、特徴、やって来た経緯などを詳しく紹介します。必見のショーやお土産に最適なぬいぐるみの情報もあるので、最後まで読めば名古屋港水族館のシャチ通になれること間違いなし!ぜひ最後までご覧ください。
シャチのいる水族館は日本で2ヶ所だけ

シャチのいる水族館は全国でも珍しく、ここ名古屋港水族館と千葉県の鴨川シーワールドの2ヶ所だけです。両館ではシャチの貸し借りを行っており、日本の水族館で見られるシャチはすべて同じ家族といえます。
海の王者シャチの大きさは?

海洋生態系の頂点に立つシャチは、体長5~8m、体重1.5~5.5tと圧倒的な大きさです。自然界では時速60~70kmのスピードで泳ぎ、3~50頭の群れで行動しています。
母系社会で言語のような特有の鳴き声を有しており、魚やアザラシ、ホッキョクグマ、時にはシロナガスクジラを襲って捕食。まさに海の王者です。
名古屋港水族館にシャチは何頭いる?
2020年10月時点で、日本で飼育されているシャチは全部で7頭。そのうち3頭が名古屋港水族館にいます。
名古屋港水族館にいるシャチの名前は?
- リン(メス)
- ステラ(メス)
- アース(オス)
リンはステラの第5子で、アースはステラの第1子の子供、つまりステラの孫に当たります。リンから見ればステラはお母さん、アースは甥っ子で、アースから見ればステラはおばあちゃん、リンは叔母さんと、ちょっと複雑な?関係です。
ナミをはじめ過去には死亡したシャチも
シャチの飼育はとても難しく、名古屋港水族館でも何頭か亡くなっています。2009年、和歌山県太地町からやって来たメスの「ナミ」は、わずか7ヶ月後に亡くなりました。2011年にはオスの「ビンゴ」が鴨川シーワールドからやって来ましたが、3年後に亡くなっています。こうした死を乗り越え、今の3頭があるのです。
シャチのショー!公開トレーニングは必見

名古屋港水族館に来たら、ぜひとも見てみたいのがシャチの公開トレーニング。シャチのショーともいえるイベントで、北館3階のスタジアムで行われます。
イルカを超える迫力に圧倒!
飼育員の指示に従ってジャンプをしたり、プールサイドに勢いよく乗りあげるランディングをしたり。解説を交えたシャチのトレーニングの様子が見学できます。
ショーとしての完成度や華やかさはイルカショーにかないませんが、水中から飛び出す黒光りする巨体の迫力は圧倒的です。
大型モニターで水中での様子も楽しめる
2時半からのシャチトレーニングはサブプールでのトレーニングだった😌
モニターでトレーニングを見るけどメインプールでイルカさんが、自主練してるのがみられて結構かわいい❤️#名古屋港水族館 pic.twitter.com/9Kv41VjT7Q
— かめぽん (@kame4011) August 12, 2017
ステージ後方の大型モニターでは、シャチの表情のズームアップや水中での体の動きなど見どころとなるポイントを映し出してくれるため、観覧席後方にいても楽しめます。
シャチプール隣からの見学がおすすめ
シャチの公開トレーニングをしっかり見たいなら、スタジアムの観覧席に陣取るよりも、メインプール後方にあるシャチプール横からの見学がおすすめです。
イルカショーと違い、シャチはまだメインプールを泳ぎ回って華麗なジャンプを繰り出すレベルには達してないため、本来の住処であるシャチプール周りにいたほうが、シャチを間近に見られるからです。ただし、屋根がないため真夏はかなりキツイですが…。
今後に期待
シャチはまだ指示通りに動いてくれないこともあって、ショーではなく、あくまでも公開のトレーニングとなっていますが、日々懸命に練習し、上達しています。今後イルカショーを凌ぐパフォーマンスとなる期待度大です。
HPでスケジュールを確認してから行こう!
公開トレーニングの時間は15分。毎日実施されており、平日は1日に2回、土日祝は3回行われます。タイムスケジュールはHPに掲載されているので、事前に確認してからのお出かけをおすすめします。
特に年末年始等休暇中は混みあい、普段とタイムスケジュールも異なるためチェックを忘れずに。
シャチプールは北館2階3階

シャチはとても大きいので、普段シャチがいるシャチプールは、名古屋港水族館入ってすぐの北館2階と3階を占めています。
シャチの息づかいも感じられる3階
3頭のシャチが遊んだり泳いだりしている様子が間近に見られ、息づかいが感じられることも。アイスランドの初夏の様子を模した遊歩道からは、奥のプールに隠れたシャチも見られますよ。
迫力とかわいさでおすすめの2階
名古屋港水族館の特徴は、シャチの水中での様子が見られること。シャチは好奇心いっぱいなので自らお客さんのほうへ近づいてきます。ガラス越しに巨体がぬうっと通り過ぎていくと、思わず「おおっ!」と歓声が上がるほど、迫力に圧倒されます。
大きな体に似合わず、かわいい顔を興味津々でガラスに近づけ、お客さんを観察してきますよ。愛嬌いっぱいのキュートな姿にメロメロになる人続出です。
名古屋港水族館のシャチたち
現在名古屋港水族館で飼育されている3頭のシャチをご紹介します。
名古屋港水族館生まれのかわいい女の子「リン」
2012年11月13日名古屋港水族館生まれで現在7歳のメスのシャチです。顎の横にわかりやすい黒い斑点があるのが特徴で、大きさは体長4.7m、体重1.4tと、まだまだ育ち盛りの子供です
シャチは普通尾ひれから生まれるのに、リンはヒトと同じで頭から生まれたそう。そんなところも愛されるゆえんなのかもしれません。生まれて間もなく母ステラのおっぱいを探し始め、誕生2日目には授乳に成功。2か月目には歯が生え、4か月目には魚を食べはじめ、1歳半で1日20㎏の魚を食べるように。
グングン大きくなっているのにとても甘えん坊で、いつもお母さんのステラにべったり!まとわりついて離れない姿がとてもかわいい、癒されると大人気。公開トレーニングもステラと一緒に頑張って上達しています。
リンの優しいお母さん「ステラ」
リンのお母さんでアイスランド出身です。夫はビンゴ(2014年死亡)。子供は第1子ラビー、第2子ララ、第3子サラ(2006年死亡)、第4子ラン、そして第5子がリンです。ラビー、ララ、ランは現在鴨川シーワールドにいます。
2011年に夫ビンゴ、第4子ランとともに名古屋港水族館にやってきて、2012年にリンを出産。親子4頭で仲良く暮らしていましたが2014年にビンゴが死亡。翌2015年にはランが繁殖のために古巣の鴨川シーワールドに戻ってしまいました。
ステラは前からみると背びれが少し右に曲がっていて、サービス精神旺盛なシャチ。お客さんを楽しませることが大好きです。いつもリンがくっついていて、仲良く一緒に行動しています。
ステラの孫で国内シャチ唯一の男の子「アース」
2015年、繁殖のため古巣の鴨川シーワールドに戻ったランの代わりにやって来たのがアースです。ステラの第1子ラビーの子供で、現在国内で飼育されているシャチでは唯一のオスです。
大きさは体長5.4m、体重2.2t。2008年10月13日鴨川シーワールド生まれの11歳で、性格はおっとりしています。リンと同じくおばあちゃんのステラにベッタリですが、奥のプールに1頭でいることも多く、リンに発情させないためだそうです。
ミュージアムショップでシャチのぬいぐるみをお土産に
シャチ♀ぬいぐるみ、名古屋港水族館のもの(。・ω・。)ゞカワユ pic.twitter.com/SOQpgj8AQu
— ふ…🍀 (@huhu_1134) August 5, 2013
帰りはミュージアムショップでシャチのぬいぐるみをお土産にいかがでしょうか。
飼育員監修の「リアルシャチぬいぐるみ」はオス・メス別というリアルさ。ぬいぐるみの中に鈴の入った「チャーミングオルガぬいぐるみ」や、手にはめて口を動かすとシャチが鳴く「ぴこぴこシャチパペット」もおすすめですよ。
まとめ
飼育が難しいとされる海の王者シャチ。そのシャチが3頭もいる名古屋港水族館を訪れた際は、ぜひ北館のシャチプールにも立ち寄ってくださいね。黒光りする生身の迫力に圧倒されるでしょう。