名古屋市科学館にノーベル賞受賞者顕彰施設が誕生!サイエンスホールが生まれ変わる

名古屋市科学館の地下2階サイエンスホールが、地元愛知・名古屋ゆかりのノーベル賞受賞者顕彰施設として2020年にリニューアルオープンします。そこで今回は、現在整備工事中のこの施設の情報を先取り!
どういった施設なのか、誰のどんな業績が紹介されるのか、子供でも楽しめるところなのかなど、わかる範囲内で詳しくお伝えするので、ノーベル賞受賞者顕彰施設開館時には誰よりも知っていること間違いなし!オープン前の予習として、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を監修した人

東海地方出身、生まれてから現在まで20年以上在住。ローカル知識を生かし、ついつい読みたくなるお出かけ情報を発信します!
名古屋市科学館の旧サイエンスホールは閉館
名古屋市科学館サイエンスホールにて、第21回生きている地球の記録 開幕です! 初めの作品は『天に栄える村』 pic.twitter.com/SeS0IaeRaC
— グリーンイメージ 国際環境映像祭 (@Green_Image_jp) July 27, 2014
名古屋市科学館の生命館地下2階に位置し、ステージと客席320席で構成されたサイエンスホールは、1989年の開館以来さまざまなイベントを通じて子供たちに科学の豊かさ、おもしろさを伝える先駆的な役割を果たしてきました。
今回、ノーベル賞受賞者顕彰施設へと生まれ変わるにあたり、サイエンスホールは惜しまれつつも閉館。新たな施設の誕生へと準備中です。
ノーベル賞受賞者顕彰施設とは?
名古屋市科学館理工館6F、話題の科学コーナーの半分がリニューアル。2020年ノーベル賞の解説になりました。日本人の受賞があるかどうかに関わらず、科学館として、淡々と持続して盛り上げまーす(^-^)/ pic.twitter.com/UzpdFfT5K8
— 非公式です。名古屋市科学館・プラネタリウム (@nagoya_planet) October 25, 2020
名古屋市科学館サイエンスホールに設置される予定のノーベル賞受賞者顕彰施設では、名古屋大学出身者など愛知・名古屋にゆかりのある受賞者を紹介。その業績をたたえ、研究内容をわかりやすく伝えます。
愛知・名古屋ゆかりのノーベル賞受賞者は7人も!
日本のノーベル賞受賞者は2019年現在全部で30人(受賞時に外国籍の人含む)。そのうち愛知・名古屋ゆかりの人は下記のように7人おり、全体の1/4近くを占めています。
- 野依 良治(2001年化学賞)
- 小林 誠(2008年物理学賞)
- 益川 敏英(2008年物理学賞)
- 下村 脩(2008年化学賞)
- 赤﨑 勇(2014年物理学賞)
- 天野 浩(2014年物理学賞)
- 大隅 良典(2016年生理学・医学賞)
※(敬称略)
今回のノーベル賞受賞者顕彰施設ではこの7人の受賞者にスポットを当て、各々の業績を紹介します。
子連れおすすめスポットとして期待度大!
ノーベル賞受賞者顕彰施設では、愛知・名古屋から7人ものノーベル賞受賞者を生み出した先進性をアピールし、この地域からの次世代育成を目指します。そのため子供が科学に興味や関心が持てるよう、わかりやすく・楽しく・おもしろい施設としてオープン予定。名古屋市科学館の他の展示とともに、子連れファミリーで訪れるのに最適なスポットとなりそうです。
ノーベル賞受賞者顕彰施設はビジュアル体験型
名古屋市科学館サイエンスホールにできるノーベル賞受賞者顕彰施設は具体的にどういった施設になるのか、特徴をご紹介します。
名古屋市科学館の他のコーナーと地続きで楽しめる
名古屋市科学館地下2階のサイエンスホールに設置するため、館内の他の展示コーナーと地続きで楽しめます。子供を連れた雨の日レジャーとしてもおすすめです。
視覚に訴えたビジュアルな構成
難度の高いノーベル賞ですが、一目でパッとわかるよう視覚に訴える造りとなっています。展示が立体的にビジュアライズされているため、子供から大人まで世代を問わずに楽しめます。
ノーベル賞をおもしろく、わかりやすく
受賞者の経歴や生い立ちなどは普通、展示資料に書かれた文字を読み込むのが一般的ですが、ノーベル賞受賞者顕彰施設では年表をグラフィックで紹介したり、研究関連の模型を展示するなど子供でも分かるように工夫しています。
また壁一面を使った迫力ある大型映像を、臨場感あふれるサウンドやスポット照明等により演出。来場者を飽きさせません。
見て、触って、動いて楽しむ体験型施設
等身大の受賞者パネルにタッチすると受賞者自身の肉声で答えてくれる問いかけサイネージや、床に投影したプロジェクションマッピングで体を使って遊ぶなど多彩な体験型展示を展開。さらに授賞式に着る燕尾服の試着など子供が科学やノーベル賞に興味を抱くきっかけを作っています。
4ゾーン構成で把握しやすく
ノーベル賞受賞者顕彰施設全体を、1.大型映像展示、2.受賞者の人物像や研究内容の展示、3.研究テーマの実験やノーベルウィークの疑似体験など体験展示、4.ノーベル賞の解説展示の4つのゾーンに分けることで名古屋市科学館の他の展示同様、来場者が把握しやすい構成となっています。
可動式なのでホールとしての利用も
展示物は可動式なので、従来通りサイエンスホールとして催しをすることも可能。開演前にノーベル賞の展示映像を上映することで、愛知・名古屋ゆかりの受賞者の情報発信ができるうえ、科学系ノーベル賞受賞者量産地域としてのアピールも。先進性のある地域として愛知・名古屋の認知度が高まりそうです。
まとめ
ノーベル賞受賞者顕彰施設は、子連れおすすめスポットとして知られる名古屋市科学館のサイエンスホールに設置されることもあって、期待度大な施設です。オープンしたら子供を連れてぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
Writer:あきいた