七沢温泉の高級旅館4選☆元雑誌編集者が露天風呂付き客室などラグジュアリー宿を厳選
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この記事では、大手旅行雑誌の元編集者である筆者が、七沢温泉でおすすめの高級旅館を紹介します。露天風呂付きデザイナールズームがある七扇 nanaougiや、地元の名物料理を味わえる中屋旅館など、七沢温泉で一度は泊まりたい宿を厳選しました。
七扇 nanaougi(旧:盛楽苑)
「七扇 nanaougi(旧:盛楽苑)(せいらくえん)」は、ゆったりと過ごせる大人のための小さな高級温泉旅館です。
露天風呂の貸切時間帯をチェック
大浴場では、地元七沢の石職人が作り上げた石作りのお風呂が楽しめます。
露天風呂は、朝の時間は男女別で自由に利用可能。15時半〜22時のあいだは予約制で貸切露天風呂として無料で利用可能です。
デザイナーが手掛けた露天風呂付き客室が人気
全8室の客室は、露天風呂付きのデザイナーズルーム、森林を眺める半露天風呂付き客室、琉球畳の和室など、どれもラグジュアリー。
おすすめの客室は、3人のデザイナーがそれぞれデザインした高級感たっぷりの3つの露天風呂付き客室。自分だけのヒノキ風呂で源泉の湯浴みが楽しめます。
なかでも高級感のある特別室「寛(ひろ)」(上画像)は、58㎡の空間をほとんど仕切らずに活かした明るく広いお部屋。ホワイトや木目調のデザインで柔らかい光に包まれ、どこか安心感が感じられます。
「紃(しゅん)」は、彫刻家でもあるデザイナーが手掛けた独特で遊び心のある客室。ブラックと木目を基調としていて、独特の雰囲気を楽しむお部屋です。
「懐(かい)」は、シンプルな空間とほどよい照明が心を落ち着けてくれるお部屋。和の風情を感じる気取らないデザインです。
地元食材をおしゃれに仕立てたご馳走
夕食は、厳選された地食材のモダンガストロノミー。和、洋、中、どの要素も織り交ぜたジャンルにとらわれない独創的な料理が楽しめます。
神奈川県内で育った希少な高級肉・相州牛など、普段目にすることの少ない食材を厳選しています。グレードアッププランでは、手間暇かけて熟成した相州牛のリブロース熟成肉をメインに、高級ビストロのようなラインナップが楽しめます。
神奈川県産の地酒やワインも揃えており、ノンアルペアリングも得意です。
静かな大人のステイを満喫
朝や夕方からの時間にコーヒーを無料でいただけるLibrary&Barもデザイナーがこだわって作り上げたもので、シンプルで上質な空間に心落ち着けるひとときが過ごせます。
小学生未満の宿泊はできないので、静かなステイを堪能したい人にもおすすめです。
七沢温泉 中屋旅館
「七沢温泉 中屋旅館」は、明治10年創業の老舗の高級温泉旅館です。
他にはない肌触りの温泉で人気
タイル張りのレトロながら清潔感のある内湯と、花見や紅葉を楽しめる「相模の青石」造りの庭園露天風呂で温泉を楽しめます。
素朴な雰囲気は去ることながら、高アルカリ性の源泉を好んで訪れる人も多く、人気の温泉です。
広縁から自然を眺める和室
客室数13室、シンプルな和室にはすべて広縁を備え、木漏れ日が客室を明るく照らす作りになっています。より一層静かな離れの客室もあるので、希望する場合は旅館に直接連絡をしましょう。
猪鍋やとん漬けなど名物尽くしの夕食
厚木、七沢温泉周辺の名産品尽くしのボリューム満点の夕食は、豪華ではなくとも満足感も抜群です。
ヘルシーな猪鍋、秘伝の味噌だれに浸けて焼かれたとん漬け、自家菜園で育ったとれたての野菜、10年以上漬け込んだ梅干しや鮎など、手間ひまかけて作られた山と川の幸をたっぷりいただけます。
大正時代の建物で古きよき宿泊体験を
大正時代に建てられた建物とあって、レトロな趣を残しタイムスリップしたような気分が味わえますよ。
七沢温泉 福元館
「七沢温泉 福元館」は、1856年創業の老舗の高級温泉旅館です。
10畳のシンプルな和室
全18室の客室は、基本的にシンプルな10畳の和室。新館のトイレ付き和室、もしくは本館のトイレなし和室です。夕食なしのプランでは、6〜8畳のリーズナブルな客室も利用可能です。
鮎や足柄牛など高品質な七沢の幸に舌鼓
夕食は、数種類から選べる会席コース。A5ランクの高級国産牛、近隣市の名物・大山どうふ、新鮮な地元野菜など七沢温泉界隈のおいしいものを集めたご馳走です。
スタンダードな基本会席では自慢の鍋や山の幸、魚介を中心に、グレードアップの七沢グルメ会席ではイノシシ肉などさらにランクアップした滋味を楽しめます。
そのほか、高級ブランド和牛の足柄牛をしゃぶしゃぶで味わえる丹沢特別会席、山菜、鮎、牛しゃぶ、秋には松茸など七沢温泉ならではの味覚を食べ尽くす美食紀行会席も、食にこだわる旅ならおすすめです。
24時間いつでも自家源泉を楽しめる
温泉は、敷地内で自噴する自家源泉を堪能できます。大浴場と、露天風呂と内湯を備えた浴場があり、いずれも19時から30分間の暖簾替えの時間以外は24時間いつでも利用できます。
空いていれば利用できる貸切家族風呂も、子連れやお年寄りのいる家族には重宝します。
文豪ゆかりのレトロな高級旅館
歴史的に有名な文豪・小林多喜二が1ヶ月間滞在して小説を書き上げた旅館でもあり、その宿泊に利用された別邸は現在は古きよき生活道具の展示に利用されています。館内全体の昔懐かしい雰囲気も、秘湯感を掻き立ててくれます。
また、宿から徒歩2分の場所にジップラインやアトラクションを楽しめる「ツリークロスアドベンチャー」もあり、しっかり体を動かして楽しみたい人にもおすすめの高級旅館ですよ。
元湯玉川館
七沢温泉 元湯玉川館に来ました♨️
七沢温泉郷の奥にあるこの旅館は、“和風”の全てを凝縮したとても趣のあるところでした✨
休憩所は特に静かで落ち着きます。
小川から吹いてくるそよ風がたまに流れてきて、とても気持ちいいです~ pic.twitter.com/6qi3DhNm9g— ケンジロウの旅日記@駅メモ (@kenjirou_diary3) September 19, 2021
「元湯玉川館」は、明治35年創業の老舗高級温泉旅館です。
ヒノキ風呂付きの客室も
客室は全11室。シンプルな和室で、小さいヒノキ風呂を備えたお部屋もあります。
宿泊者用の客室はすべて2階にあり、エレベーターなどを完備していないため階段での上り下りが必要になる旨ご留意を。
ヒノキ作りの清潔な大浴場
元湯玉川館、いいお湯でした。 pic.twitter.com/7Qh8tU4OQ4
— はしやん®︎ (@hasiyantw) January 27, 2019
山の木々を望む大浴場からは、運が良ければ鹿やリスなどが見られます。
男女ともに、浴室も脱衣室もすべてヒノキ作り。湯船は漆塗りです。シンプルながら、大きな窓の外に映える木々を映す気持ちのいいお風呂で、大正ロマンを感じさせる昔ながらの雰囲気を残しながらもきれいに清掃されているので、安心して利用できます。
秋冬の宿泊なら名物猪鍋は必食
夕食は地のもの、旬のものをたっぷりと使用したご馳走で、月ごとにメニューが変わります。他の旅館よりも料理がおいしいと多くの人から絶賛されています。
名物の猪鍋は10月中旬ごろから4月上旬まで楽しむことができ、これを目当てに訪れる人もいるほどですよ。
ロビーやカフェでまったり過ごせる
今日は少し足を伸ばして神奈川県の七沢温泉の元湯玉川館へ🧖♀️♨️ずっと行きたかった現代湯治の宿のひとつ!
古民家の建物と森林浴をするような温泉内湯にとっても癒されます🕊
湯上がりは併設のジャズが流れるcafeで更にの〜んびりできます☕️
源泉で作ったせっけんをお土産に買うのもおすすめ🐚💕 pic.twitter.com/X1ghTSXMDN— ❁高 橋 茉 奈❁ (@12Mana04) November 25, 2019
大きな窓から自然を感じるロビーでコーヒーを飲んだり、館内のカフェで軽食やデザートを楽しんだりと、休憩スポットも充実しています。子供にも優しく、大人旅でもファミリーでも楽しめる旅館ですよ。
まとめ:七沢温泉の近くの高級な旅館・ホテルの記事もいかがですか?
この記事では、神奈川県の七沢温泉でおすすめの高級旅館を紹介しました。露天風呂付き客室もセレクト可能な七扇 nanaougiや、地元の名物料理を食べられる中屋旅館など、七沢温泉には一度は泊まりたい宿がたくさんあります。
なお当サイトには、七沢温泉の近隣エリアでおすすめの高級宿をまとめた記事もあります。七沢温泉の近くの高級宿もチェックしてみたい人は、次の関連記事をお読みください。
著者
Mei
大手旅行雑誌で編集者として6年間勤務。日本全国を旅した経験をもとに、専門性の高い記事を執筆します!