龍神温泉の高級旅館5選☆元雑誌編集者が露天風呂付き客室や部屋食などおすすめ宿を厳選
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こちらでは、大手旅行雑誌の元雑誌編集者である筆者が、龍神温泉でおすすめの高級旅館を紹介します。
和歌山の龍神温泉には、露天風呂付き客室がある宿や部屋食に対応している宿など、おすすめの高級旅館が複数あります。有形文化財に登録されている、徳川頼宣公が泊まったとされる老舗旅館もあります。
和歌山の龍神温泉で高級旅館を探している人は、ぜひこの記事を参考にして、気に入った宿を見つけてくださいね。
龍神温泉 上御殿
「龍神温泉 上御殿」は、1657年創業の老舗の高級温泉旅館です。客室は全10室。歴史ある旅館でありながら清掃が行き届いており、あたたかいおもてなしも好評です。
徳川頼宣公御用達の客室も
こちらの旅館は、国の有形文化財に登録されている本館と、比較的新しい新館を有しています。
高級感のある客室は徳川頼宣公が実際に宿泊したという本館の「お成りの間」(上画像)。施錠はできず水回りも客室内に無い、昔のままの様子を残したお部屋で、ふすまや掛け軸などの調度品もすべて歴史的価値の高いもの。
歴史好きさんやレトロな雰囲気を楽しめる人には特におすすめです。
トイレを設けた通常の仕様の客室を希望する場合は、ぜひ日高川や山の四季を見渡す「清流を眺める」新館客室をチョイスしましょう。透き通る川の流れを見ているだけでも癒やされますよ。
野趣あふれる渓流沿いの露天風呂を貸切で
男女別の内風呂は、大きな窓から日高川と木々を眺める爽やかな景色で、小ぶりながらも風情のある温泉です。
露天風呂は、空いていればいつでも利用できる貸切制。渓流沿いの気持ちがいいロケーションで、運がよければ野生の動物が見られることもありますよ。
こだわって集められた地元食材たっぷりのご馳走
夕食時には、自家菜園の有機野菜、川魚やジビエ料理など、龍神温泉ならではの滋味深いご馳走がいただけます。
熊野牛の温泉しゃぶしゃぶコース、大好評の鹿肉のステーキがついた懐石料理、スローフーズ懐石などあらゆる好みを満たしてくれるコースが用意されています。
新鮮な肉ならではの珍しい鹿のたたきや、だしにこだわって作られた牡丹鍋も、一度は味わってみたいですね。
由緒正しい趣を楽しむ旅館
徳川頼宣公の湯治のために建てられた歴史的価値の高い旅館とあって、趣があり秘境感も漂う旅館です。
なお、小学生以下の子供の入館は不可。歴史情緒を静かに感じられる旅館ですよ。
龍神温泉 下御殿
「龍神温泉 下御殿」は、寛永16年創業の老舗の高級温泉旅館です。
間近に清流が流れる混浴露天風呂
温泉は、混浴露天風呂と男女入れ替え制の内湯で楽しめます。
自慢の混浴露天風呂では、手が届きそうな日高川の流れや渓谷の自然を眺めながらの湯浴みができ、川のせせらぎを聞きながらいつまでも浸かっていたい心地よさです。
洗い場や湯船まで畳敷きのお座敷風呂と、落ち着いた雰囲気のヒノキ風呂は、朝夕の男女入れ替え制のため時間帯を変えてどちらも利用できます。
眼下に日高川が流れる露天風呂付き客室も
客室は全17室。デッキに備えられた信楽焼の露天風呂から山の自然を眺める露天風呂付き客室や、広い和室のほかに応接間とベッドルームを備えた特別室、清流を望むシンプルな和室などバリエーション豊富です。
すべてがパーフェクトの創作郷土料理
夕食では、うつわにも盛り付けにも季節感をしっかり取り入れたボリューム満点の会席料理がいただけます。
料理長が考案したさまざまな創作郷土料理は、食前酒の紀州梅酒にはじまり、ぼたん鍋や鹿の刺身、川魚などそれぞれの季節ごとのいちばんおいしいご馳走が並び、量も味もバランスもすべてが完璧、と絶賛されるほど。
個室食で、テーブル席でいただけるので食事の最後まで快適にいただけますよ。
昔ながらのよさと秘湯情緒あふれる温泉旅館
秘湯情緒があふれ、心身ともにリフレッシュできる名旅館。館内には歴史の深い寄贈品が並ぶギャラリーなどもあり、古き良き素朴なステイを楽しめますよ。
龍神温泉 料理旅館 萬屋
「龍神温泉 料理旅館 萬屋(よろずや)」は、客室数全6室の小さな高級温泉旅館です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、10室ある客室から使用する客室数と人数を絞って営業しています。
一品一品すべてが絶品のご馳走
料理旅館の名の通り、関西の老舗料亭で修行を積んだ料理人による高級感のある品質のご馳走を個室食でいただけます。
子持ち鮎の塩焼きや熊野牛の陶板焼きなど紀州産の食材だけを集めて作られた特別会席、A4ランク以上の高級熊野牛を、お刺身、タタキやステーキなどでいただく熊野牛贅沢三昧プランなど複数のプランを提供しています。
2年間もの研究の末に完成したうま味たっぷりの濃厚スープで紀州食材をいただく、熊野地鶏の水炊きプランもまた本旅館の自信作です。
1品ごとに丁寧に作られた料理はどれも感動モノ。紀州の地酒のラインナップも豊富です。あまごの骨酒のほか、別注料理もぜひお試しを。
せせらぎを聞きながら過ごす川沿いの客室
客室は全室、日高川に面したシンプルな和室です。眼下に流れる清流の景色やせせらぎの音に、日常では味わえない癒しを得られます。
古い施設を残しつつもきれいに整えられているので、とても快適に過ごせます。
龍神温泉を24時間いつでも楽しめる大浴場
大浴場は100%源泉で、24時間いつでも利用可能です。大きくはないものの、宿泊人数も少ないため足を伸ばしてのんびりと浸かることができます。
大人だけのぜいたくを満喫する旅館
なお、高校生以下の子供は宿泊できませんが、その分大人限定の静謐な空間で質のいい温泉とおいしい料理を満喫できます。
エレベーターや車椅子用の設備はないので、足腰の弱い方を同伴する場合には注意しましょう。
季楽里 龍神
「季楽里 龍神」は、大自然に囲まれた高級温泉旅館です。
自然を感じながらまったり過ごせる客室
客室は全57室。本館に和室と洋室を、別館に和室を設けています。希望に応じた客室タイプを選んでください。
どの客室も窓の外に大自然が見え、マイナスイオンをたっぷり感じながらのステイが叶います。
気持ちいいと好評の露天風呂
天井が高く明るい内湯、屋根がありながらも周囲の自然を見渡せる露天風呂とサウナを設けており、どちらの浴槽もゆったりとした作りでのんびり浸かれると好評です。
特に露天風呂は、とろみのある独特の泉質だけでなく湯加減や高台の澄んだ空気も新鮮で、特別感のある温泉ですよ。
40種類以上の地元食材が食べられるビュッフェ
夕食は、目の前で揚げる天ぷらなどのほか、高原野菜や熊野牛、川魚や山菜など龍神温泉ならではの作りたての地物約40種類を味わえるビュッフェ形式。地元野菜のサラダや寿司もフレッシュで絶品です。
女性や子供には特に、種類充実のケーキやアイスクリームバーも人気です。
朝食は、夕食とはまた趣が異なるビュッフェ。朝ごはんにぴったりの紀州名物の茶粥やパン、紀州梅も複数種類置かれ、ヘルシーなご飯で朝からお腹いっぱいになれますよ。
木材や窓から見える自然に癒やされる旅館
川のせせらぎを聞きながら過ごす客室、自然光を浴びて過ごせるログハウスのようなロビーなど、龍神温泉ならではの自然を沢山感じられる旅館です。
まごころの宿 丸井旅館
「まごころの宿 丸井旅館」は、総部屋数13室の高級温泉旅館。1927年創業の老舗旅館ならではのアットホームなおもてなしを受けられると好評で、リピーターが後を絶えない人気旅館です。
高級熊野牛や鮎などを丁寧に調理したご馳走
臭みの無い鮎の塩焼きや白みそ仕立てのぼたん鍋など、龍神温泉ならではの新鮮な山川の幸をいただける絶品料理で人気です。
特に人気のプランが「熊野牛しゃぶ懐石」。高級ブランド牛の熊野牛をしゃぶしゃぶでいただけるだけでなく、鴨ロースの蒸し煮やイタドリの和え物などぜいたくな郷土の味が次々と提供される欲張りプランです。
熊野牛を「しゃぶしゃぶ」と「陶板焼き」で味わうお肉好きさんにぴったりのプランや、季節ごとのプランもおすすめです。一品一品丁寧に作られたご馳走はどれも絶品で、一度食べたらまた食べたくなる味ですよ。
夕食は基本的に部屋食または個室食。周りを気にせずゆっくりと食事を楽しめるのもありがたいですね。
総ヒノキ作りの浴槽は深夜に貸切も可能
温泉は、総ヒノキ作りの大浴場で楽しめます。大きな窓越しに見える清流や山々の景色にも癒やされます。肌あたりがやわらかい重曹泉の龍神小又川温泉の泉質もまた好評です。
本館と大浴場をつなぐ、国道の下に作られた地下道の独特の雰囲気も合わせて楽しめますよ。
大浴場が閉まる23時以降には、平日、1日2組限定で貸切風呂として利用することも可能です。無料のサービスなので、ぜひ事前に予約を。
清潔でシンプルな和室の客室
客室はシンプルな和室で、6〜16畳と人数にあわせた広さの客室を備えています。16畳の和室では大人8名までの宿泊が可能です。
設備は古いながらも清潔で、申し分ない居心地ですよ。
子供も一人旅も大歓迎
シニアやカップル、一人旅やお値打ちプランなどさまざまなプランを設けており、誰でもウェルカムな旅館です。赤ちゃんグッズの貸出も行っているので、ファミリーでも安心して宿泊できます。
旅館の裏手からは透き通る水が美しい日高川にすぐにアクセスでき、川遊びをしたい人にもぴったりのロケーションですよ。
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この記事では、和歌山の龍神温泉でおすすめの高級旅館を紹介しました。露天風呂付き客室がある宿や部屋食に対応している宿など、龍神温泉にはおすすめの高級旅館がいくつもあります。
紹介した高級旅館から気に入った宿が見つかったら、希望する日程やプランの空きがなくなる前に、早めに予約しましょう。
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著者
Mei
大手旅行雑誌で編集者として6年間勤務。日本全国を旅した経験をもとに、専門性の高い記事を執筆します!